新しいロッドを購入する場合と同じで、よく行くフィールドや好みの釣り方によってロッドの長さとライン番手
を決めますが、注意したいのはグラファイトロッドと比較してバンブーロッドは重いということです。
グラファイトロッドのイメージで8ftのバンブーロッドを作ってしまうと重くて出番がなくなるかもしれません。
バンブーであれば6ft6in~7ft6inの長さが実用範囲内かなと思っています。小渓流であれば6ft6in、本流であれ
ば7ft6inという感じですが、腕力に自信のない方は最初は6ft6in~7ftの長さが使いやすいでしょう。
ライン番手については、ラインが軽くなると相対的にロッドが重く感じる傾向があると思うので、4番か5番で
作ってみることをおススメします。
20cmくらいのヤマメ・イワナを釣るのであれば低番手のロッドの方が良く曲がるので楽しいと思われるかもし
れませんが、バンブーは感度が良いので5番ロッドで20cmの渓魚を掛けても十分に楽しめると私は思います。
YouTubeの動画も是非ご覧頂ければと思います。
「アメリカの竹竿職人たち」という本に書かれているところによれば、ロンキューシー曰く「竿の具合なんて
最低200本製作しないとわかるもんじゃない」とのことです。
私はまだ50本しか製作していないのでロッドのテーパーについて語るなんておこがましいですが、、、
フライロッドのテーパー設計というのは機械的強度の計算とは全く違っていて、ロッドを振った時の気持ち良さ
つまりフィーリングを設計するということです。これは数値の計算では導き出すことはできません。
色々なテーパーのロッドを数多く試作してトライアンドエラーを繰り返していくしかありません。
しかしエベレット・ギャリソンのストレスカーブの計算によってロッドの応力を可視化できるので、トライア
ンドエラーのエラーの回数を減らすことができると私は思います。
私のロッドのテーパーは下のグラフの黄色のラインです。
基本的にはミディアムテーパー(黒のライン)をベースとして、ティップセクションがコンベックステーパー
(凸)、バットセクションがコンケーブステーパー(凹)、所どころストレートテーパーを組み合わせたコン
パウンドテーパー(複合テーパー)になっています。
30本以上の試行錯誤を経て私流のテーパーを創造してきました。
このテーパーからギャリソンの計算式でストレスカーブを計算すると下のグラフのようになります。
ロッドのベンディングカーブをイメージ(赤のライン)して、それに沿わせるようなストレスカーブとなる
ように設計しています。
私の動画を見てロッドを設計してみたくなり、ご自分で設計したテーパーのロッドをプロのビルダーに依頼
して作ってもらったという視聴者の方もいらっしゃいました。
正に、フライフィッシングの楽しみ方は無限大ですね!
下記の動画では、ロッドのテーパー設計について紹介しています。
ストレスカーブのグラフについて、私の場合は表計算ソフトにギャリソンの計算式を関数として入力して使って
いますが、HEXRODのウェブサイトではテーパーを入力するとストレスカーブをグラフ化してくれます。
またストレスカーブを設計してライン番手を指定すればテーパーを逆算して導き出してくれます。
レナード、ペイン、ポールヤング、ギャリソン等々、クラシックロッドのテーパーのデータも公開されています
のでバンブーロッドを設計して見たい方にとっては宝箱のようなサイトだと思います(笑)
HEXRODのウェブサイト
サイトの使用方法については下記の動画の中で説明していますので、是非ご覧ください。
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を決めますが、注意したいのはグラファイトロッドと比較してバンブーロッドは重いということです。
グラファイトロッドのイメージで8ftのバンブーロッドを作ってしまうと重くて出番がなくなるかもしれません。
バンブーであれば6ft6in~7ft6inの長さが実用範囲内かなと思っています。小渓流であれば6ft6in、本流であれ
ば7ft6inという感じですが、腕力に自信のない方は最初は6ft6in~7ftの長さが使いやすいでしょう。
ライン番手については、ラインが軽くなると相対的にロッドが重く感じる傾向があると思うので、4番か5番で
作ってみることをおススメします。
20cmくらいのヤマメ・イワナを釣るのであれば低番手のロッドの方が良く曲がるので楽しいと思われるかもし
れませんが、バンブーは感度が良いので5番ロッドで20cmの渓魚を掛けても十分に楽しめると私は思います。
YouTubeの動画も是非ご覧頂ければと思います。
「アメリカの竹竿職人たち」という本に書かれているところによれば、ロンキューシー曰く「竿の具合なんて
最低200本製作しないとわかるもんじゃない」とのことです。
私はまだ50本しか製作していないのでロッドのテーパーについて語るなんておこがましいですが、、、
フライロッドのテーパー設計というのは機械的強度の計算とは全く違っていて、ロッドを振った時の気持ち良さ
つまりフィーリングを設計するということです。これは数値の計算では導き出すことはできません。
色々なテーパーのロッドを数多く試作してトライアンドエラーを繰り返していくしかありません。
しかしエベレット・ギャリソンのストレスカーブの計算によってロッドの応力を可視化できるので、トライア
ンドエラーのエラーの回数を減らすことができると私は思います。
私のロッドのテーパーは下のグラフの黄色のラインです。
基本的にはミディアムテーパー(黒のライン)をベースとして、ティップセクションがコンベックステーパー
(凸)、バットセクションがコンケーブステーパー(凹)、所どころストレートテーパーを組み合わせたコン
パウンドテーパー(複合テーパー)になっています。
30本以上の試行錯誤を経て私流のテーパーを創造してきました。
このテーパーからギャリソンの計算式でストレスカーブを計算すると下のグラフのようになります。
ロッドのベンディングカーブをイメージ(赤のライン)して、それに沿わせるようなストレスカーブとなる
ように設計しています。
私の動画を見てロッドを設計してみたくなり、ご自分で設計したテーパーのロッドをプロのビルダーに依頼
して作ってもらったという視聴者の方もいらっしゃいました。
正に、フライフィッシングの楽しみ方は無限大ですね!
下記の動画では、ロッドのテーパー設計について紹介しています。
ストレスカーブのグラフについて、私の場合は表計算ソフトにギャリソンの計算式を関数として入力して使って
いますが、HEXRODのウェブサイトではテーパーを入力するとストレスカーブをグラフ化してくれます。
またストレスカーブを設計してライン番手を指定すればテーパーを逆算して導き出してくれます。
レナード、ペイン、ポールヤング、ギャリソン等々、クラシックロッドのテーパーのデータも公開されています
のでバンブーロッドを設計して見たい方にとっては宝箱のようなサイトだと思います(笑)
HEXRODのウェブサイト
サイトの使用方法については下記の動画の中で説明していますので、是非ご覧ください。